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オモシロ技術塾でコンクリートの話題

  • 2012/11/29(木) 09:25:00

昨晩は、島根県技術士会青年部会主催の「オモシロ技術塾」の日でした。
Ustreamによるライブ映像の配信を担当しました。


Video streaming by Ustream

今回は、コンクリート骨材として石灰石を使うという話題で、コンクリート診断士の立場から聞いていても興味深いものでした。ASR対策のみならず乾燥収縮の低減に石灰石骨材は効果があるようです。コンクリートの乾燥収縮問題は、いまひとつメカニズムがハッキリしないうえに、そのくせ現象が長引くことから、診断の際にはかなり気を遣う部分です。今回は施工管理の立場の話を伺えて、新たな知見を得ることができました。

二次製品でもご用心

  • 2010/04/21(水) 12:42:47

今日は衝撃映像を。

コンクリートの構造物って、製造場所という観点から
「現場打ち」と「二次製品」に分類できます。

前者の「現場打ち」っていうのは、構造物を設置するその場所で型枠を組み、生コンをその場へ直接打設し構築するものです。

対して後者の「二次製品」は工場生産品です。つまり“メーカーさんの管理下”で特定の場所で製造され、硬化後に設置場所へ出荷されるものです。

私は、土木構造物のコンクリートは、どちらかといえば現場打ちよりも二次製品のほうが比較的に品質が安定していると思ってました。
だって、現場打ちコンクリートは様々な施工業者さん(丁寧な業者さんもいれば、そうとは言えないところも)が野外という湿度や温度管理の極めて困難な現場条件のもとで作るわけで現場毎に施工条件も違うし、とにかく品質を一定に保つのが相当困難なのではないかと。

対して二次製品は、メーカーさんがコンクリート硬化時の条件をコントロールしつつ品質確保の責任をもって製造してる訳ですし、その製品にはメーカーさんの責任の証明でもある刻印まで押してあるのですから。

でも、それは思い込みだったのかもしれません。
・・・と、私に思わせたのがこの写真。
あばた


とある工事現場の脇に野積みされているコンクリート製二次製品。
なんか黒く穴が開いているのが多くて気になります。
打設時の締固めが不十分なコンクリート中に大型の気泡が連行され、そのまま硬化することで発生する空洞で「あばた」と俗称される初期欠陥です。
このくらい「あばた」が目立つと、現場打ちであっても、悪い印象を受けます。二次製品だと、なおさら、、、、。
二次製品にしては表面の状態が酷いなあって、内空を見てみると、、、
初期欠陥

、、、、これはいけません。「あばた」どころの騒ぎじゃありません。
表面がグズグズのスッカスカです。

明らかに初期欠陥というか不良品です。
しかも、一つや二つじゃありません。
こんなのが現場に存在するってことは、製造拠点での品質チェックにパスして、市場に出回っちゃったってことですから、大変な問題です。
初期欠陥


たまたま粗悪なメーカーさんの所業だと思いたいところです。
でないと、二次製品そのものの信頼性を揺るがしかねません。
いやはやご用心です。

島根県コンクリート診断士の例会

  • 2010/02/23(火) 08:37:23

20日の土曜日に、島根県コンクリート診断士会の新春例会兼研究発表会へ赴きました。
本会の会員数も35人くらいでしょうか、随分と増えたな・・・という印象が強かったです。本会の面白いところは、コンクリートに関わる様々な段階の立場の人々で構成されていることがあげられます。
調査設計の方とか、施工の方とか、ゼネコンさんとか、行政サイドの方も多いですし、もちろんコンクリート製造の方もいらっしゃいます。私のような地質コンサル出身であっても“変り種”とは言い切れません。
そういう多様な集まりがコンクリートについてあれこれ議論するのですから、研究発表後の意見交換会が、いつも会は熱を帯びたものになります。これが楽しいし、物凄く学びになるんです。

コンクリート内の針状結晶

  • 2010/01/13(水) 21:20:00

とあるコンクリート構造物でハツリ調査を行いました。
コンクリート内部の様子を直接確認したり、サンプルを採取するために、一部を壊すことを「ハツる」と言います。

内部からサンプルを採取して、ある検査をしたわけですが、そのときに不要な破片をよくよく見ていると、なかなか面白いものがありました。

長径が4センチくらいのコンクリート片です。
コンクリ気泡内の針状結晶

拡大しますとこんな感じ。
中央からやや右よりをご覧ください。
コンクリ気泡内の針状結晶


コンクリート内にある気泡の内側に針状の結晶が形成されています。
気泡は直径1.5mm弱あるので、エントレイン(連行)したものではなくて、エントラップされた気泡でしょう。
結晶の大きさは、現場でルーペにより容易に観察できましたし、頑張れば肉眼でも見えるくらいなので、かなり大きなものと言えるでしょう。

さらに拡大するとこんなふうです。画像の横幅が5mmです。
コンクリ気泡内の針状結晶


これは何の結晶なのかなー?
最初は、アルカリ骨材反応の生成物の結晶かなって思ったんですね。「アルカリ-カルシウム-シリカ型(K濃度大)のときの反応生成物に結晶の形状が似てるんです。

ただし、それはSEM(走査型電子顕微鏡)で1000倍とかに拡大したときに見えるものでして、それに対してこの結晶はあんまりにもデカすぎるかもしれません。肉眼で見えるレベルですし、、、。

で、もっと可能性が高そうなのが「エトリンガイト かな?って考えてます。
エトリンガイトは、アルミニウムとか硫黄酸化物を含むコンクリートの場合にはポピュラーな反応生成物のようです。

詳しい方、いらっしゃったら御教授願います。

うーん、こういうのって、現場でコンクリート打ってる方とか、ベテランの診断士さんにとっては、ありふれた事象なのかもしれません。でも、私はまだまだ現場経験が浅いヒヨっ子の部類。
いろんなことが新鮮で興味を惹かれます。

ああ、、、もっともっと沢山の現場を経験して、そこで体験することでしか得られない知恵が欲しい。

高所作業車運転

  • 2009/04/24(金) 09:53:10

高所作業車運転の特別教育を受けてきました。


橋梁の点検であるとか、コンクリート診断において今後は必要になりそうです。
以前にも書いたのですが、私は高いところが嫌いなので不安でしたが、まーこのくらいなら問題なかったです。バケットに包まれてる感じもあって恐怖は感じませんでした。

エンジン始動して
PTO繋いで
アウトリガ展開して
水平とって
接地確認して
バケットに乗っかって
安全帯を固定して
ブームを操作して
奥の建物の屋根を目指して
屋根をタッチして
逆の手順で戻ってきて
(以下略)

みたいなことを練習したわけですが。
おっかなびっくり操作するわけで、たったこれだけの作業ですが、かなりの時間を要しました。

実際、よく考えてある機械だなーと思いました。
初めて操作する人でも、誤動作で大事故が起きないように
インターロックやフェイルセーフな設計が随所にみられます。

それであっても、ときどき転倒したり、建物とバケットに人が挟まれたり、アウトリガだしっぱなしで走行して破損させたりといった事故は起こるようですから、安全って難しいですね。

さて、ここから余談です。

講習受けながらつくづく思ってたんですが。

やっぱガンダムとか、ぜんぜん無理ですね。ありえんわ。

アムロとか、初見のモビルスーツに乗り込んで、
紙媒体のマニュアルをパラパラめくり読みしつつ、
「こいつ!動くぞ!?」とか言いつつ操縦しちゃったり。

いくらニュータイプでも そんなの到底ありえんわー

ガンダムって身長が18mもあるんだし、やっぱ技能講習とか受けさせないとだめっすよね。高所作業車にも、サイコミュとか導入されれば楽なんでしょうけどね。

玉石コンクリート

  • 2008/12/10(水) 17:37:09

先日の記事で、玉石コンクリート谷止の話が出たので、ちょっとサーチエンジンにかけたところ、なかなかに面白いページがありました。
施工の様子が写真で記録されており、とてもとても興味深いです。
↓↓↓
足尾の森林〜破壊と回復の歴史〜

あと、玉石コンクリートに関連する議論があります
↓↓↓
JSCE.JPサイト内掲示板

やはり当時非常に貴重なセメントを節約する意図で玉石をマスコンクリートの内部に意図的に投入することは実際に行われていたようです。

とはいえ、前スレッドの構造物に限って言えば、あまりにも粗暴に過ぎる気がするんです。

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