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おまえさん、なんで辞めたんだよ?

  • 2007/05/29(火) 18:36:23

島根地学会が主催された地質見学会に参加してきました。
この前紹介した斐伊川(ひいかわ)放水路工事現場の大露頭を中心とした見学会でした。詳しくはまた後日お話するかもしれません。
参加者の皆さんは、かつて私が在籍していた会社の地質技術者さんだったり、大学の同期生(このブログでもおなじみ石井さんとか)だったり、大学で習った先生だったりしました。
特に、大学で教えていただいた先生が懐かしくて、いろいろお話したんですが、そのときこんなことを言われちゃいました。
「おう、お前さん北陽技建の人だろ?知ってるよ、技術士の合格体験談読ませてもらったから。
ところで、最初の会社は何で辞めちゃったんだよ?」

うっ・・・なんでって言われても、説明すると話が長ーくなりそうです。
なので、「いやぁ、いろいろありましてー^^;」とか、歯切れの悪いこと言ってお茶を濁しました。

ですが、この問いかけは、後になって、いろいろと考えさせられるものがありましたね。
・・・・何故、会社を辞めたのか?

結論から言うと、「この仕事が、つくづく嫌になった」からでした。
私は、どちらかというと粘着質で、パラノイアックな作業が得意でして、少々苦しくても、ネチネチ同じ作業を続けるのがあまり苦にならないほうです。
そんな私が、「もう限界」と感じるくらい嫌気がさしてしまったのでした。きっと、よっぽど追い詰められちゃったのでしょう。
「若気の至り」と言えばそれまでですが、会社を辞めると言う行為は、その当時の私が悩みに悩んで、ベストを尽くした末の苦渋の決断だったように思えます。

一見、自信に満ちてやる気満々に見える(?)現在の私ですが、その昔は、この業界に今ほど前向きの姿勢で向き合えませんでした。
そして、一度は完全にこの業界から去りました。
次のあても無く辞めて数ヶ月は、就職活動もしないで、ネットゲームを昼夜ぶっ続けでやってたこともあります。

あのままニートになってた可能性も無いとは言えません。

それが、紆余曲折を経て、奇跡的にまた地質技術者を生業(なりわい)としています、、、。そればかりか技術士にもなって、後続を指導する立場にまでなっている。
いやほんと、奇跡的だと思います。

このように、過去の自分を今の私は振り返ってみることができます。
しかし、当時の私は、日々の生活が手一杯で未来の自分を想像すらできませんでした。
将来の展望を持てと人はよく言いますが、なかなか難しいものですよね。

ひとつだけいえるのは、
昔の自分は会社を飛び出して、もうこの業界から縁を切ったつもりでいました。けれど、実際には私の行く末を影ながら心配して下さっている人たちが沢山いたんです。
大学卒業以後、初めてお話した先生までが、私が転職したことを知っているくらいです。コツコツやってれば、周囲の人って会社の内外を問わずに、案外見ていてくれるもんなんですよね。
そういう沢山の人たちに支えられて今の私があるんだと思っています。
決して独力で歩んでるわけじゃないという自覚だけは、失わないで行きたいと思っています。

頭がよくなる本2

  • 2007/05/21(月) 02:57:43

ゴールデンウィーク中に読んだ、トニーブザン著の「頭が良くなる本」につきまして、
描きかけだったマインドマップを仕上げました。
前回はモノクロでしたが、着色済みです。


これを見れば、何について書かれた本だったか瞬時に思い出せますし、これを時々見直すことで、この本の内容に関する記憶はより強固なものになるでしょう。

マナヅルと夕日

  • 2007/05/20(日) 11:25:40

近頃は日か長くなりまして、日没前に帰社したときのこと。
自宅傍の川を見ると、なんとあのマナヅルさんが歩いているではありませんか!


あれ、、、まだいる、、、@@;

前回見かけたのが1月と3月でして、本来は大陸から冬季に渡ってくる鳥ですから、春になり、とうの昔に北国へ飛んでいったとばかり思っていたのですが。

関連スレッド参照↓
【珍客あらわる】へ
【マナヅルさんでした】へ

川辺でポカンと見守る私を恐れることもなく、下流から上流方向へ、悠然と歩いてゆきます。

そしてたまたま通りがかった、散歩中の近所のおばさんに伺ったのですが、どうやらこのマナヅルさんは、2年くらい前からこの付近に住み着いているのだそうです。最初はもっと小さくて色も異なっていたとのこと、、、。
幼鳥の頃から、ここにいたってことでしょうか?
親のいた群れからはぐれてここへ来たのか、
群れごとここへ飛来して、ここへ取り残されたのか、、、
全く謎です。

幼い頃からここに住んでいるとすると、彼(彼女)は大陸へ渡ったこともなく、ここ以外を知らないのかもしれません。
ずーーっと一人ぼっちなのかな。
夕日の水面に照らし出されたそのシルエットは、

孤高の住人

なんかそんな感じです。

マナヅルは、国際希少保護動植物種でありまして、世界的に保護されている極めて貴重な鳥です。渡りのルートからも完全に逸脱しており、このままでは彼(彼女)に繁殖のチャンスを与えられる可能性は限りなくゼロに近いです。

そっとしておきたい気持ちが半分、なんとかしてあげなくていいのだろうかという漠とした気持ちが半分です。

10周年す

  • 2007/05/17(木) 20:42:06

今日は、10年目の結婚記念日です。
・・・ので、今宵の私は妻の貸切です。
ネットゲーもやりません。

以上。

全面露頭

  • 2007/05/16(水) 01:42:01

山の表面を覆う土砂や植物が、なんらかの要因で剥ぎ取られたため、地表に露出した岩盤を「露頭」と言います。

地表地質踏査の際には、この露頭を見つけるべく山中を這い回るわけですが、土木工事によって人為的に掘削された山肌に大規模な露頭が出現することがあります。下の写真をご覧ください。




これは島根県出雲市において工事がすすめられている「斐伊川放水路」左岸側の切土法面です。

まだ地表面は切りっ放しで、緑化(植物を人為的に導入すること)されておりませんので、
いわゆる全面露頭の状態です。

大迫力です。地質屋さんなら思わず「ほほほ〜!」と唸りますね。
傍まで言って観察したくなってしまいます。

それにしても、見事な単斜構造だなぁ。。。
たしか新第三紀中新統に属する大森層という地層だったかと記憶しています。
みたところ、粗粒砂岩と火山礫凝灰岩が整合関係で交互に堆積しておりましてその上位に不整合で安山岩質の火山性礫岩が乗ってるのかな??
白っぽい帯の部分が火山礫凝灰岩です。
この周辺の地層は、既往の広域的な地質文献によりますと、北西方向(写真右方向)へ緩く傾斜しているとされていました。そして実際に掘削してみると、まさにそのとおりになっていることがわかりますね。
この工事の前には当然、周辺の詳細な地質調査が行われています。ボーリング調査や地質図作成などです。これらによって、地下の地質構造を推定して設計に役立てるわけですが、工事の段階によって山が掘削されますと、このように“真実”が暴露されることになります。このとき推定と真実が合致していれば地質技術者の冥利に尽きるところですが、、、なかなか自然は複雑で予想を大きく裏切られることもあるんです。
いずれにせよ、自分の推定の妥当性を工事の際に検証するのは大切なことですね。

ここもいずれは植物で覆うなりして、表面を保護しますから、この地質構造は見られなくなります。ですから、その前に地質学会主催の見学会なども近々予定されています。



農業農村整備すごろく

  • 2007/05/14(月) 13:00:48

今回リスペクトいたしますのは、私の暮らす島根県の農業農村整備事業に関する広報活動です。

農業や農村の振興というのは、なんとなく田舎特有の問題にとらえられがちですが、本当は日本全体の将来に直接関わる重大問題です。
日本の食料自給率が低過ぎることや
放棄農地が荒廃して環境破壊につながることなど
現在の日本が抱えている多くの問題は、農業の不振からくるものが少なくありません。

特に、最近バイオエタノールの需要増大によって、諸外国の農地が燃料用に転換されいます。とうとうその影響が現実のものとなっており、日本人の腹を満たす食物がどんどんに減ってきています。
このままでは、日本はブラジルなどに頭の上がらない、しょげた国に成り下がるかもしれません。
そうならない為にも、農業振興は積極的に推進する必要がありますし、人口がどんどん減る中でそれを実現するには、相当な知恵と情熱が必要に思います。

そんななか、島根県の農村整備課企画調査グループさんは、農業農村整備事業に関する広報活動として、なかなかユニークな取り組みをしてらっしゃいます。

こちらです↓

【しまねの農業農村整備すごろく】
(※島根県のHP内へリンクしています)


これは小学生くらいの言わば「次世代の担い手」をターゲットとして、農業の持つ様々な側面を学ぶ、ある種の教材として作成していらっしゃいます。
「農業の持つ様々な側面」と書きましたが、これは農業は食物を供給するばかりではなく、それが歴史や風土を育んだり、美しい景観や心象風景として人々に安らぎを与えたり、また土砂災害を防ぐ機能を発揮したりするなど、他のものには換え難い、計り知れない価値があるってことなのです。

これを農業の多面的価値 といいます。

しかし、こういう小難しいことをグダグダ小学生に言ってもアレなんで、そこは分かりやすく、そして親しみやすい形でアピールしないといかんわけです。
そこで上記のすごろくが威力を発揮するんです。
とても素晴らしい出来ですから、いろいろなシーンで活用できると良いなと思い、ここに紹介させていただきました。

これが、なかなかの好評を博しているそうで、県内の小学校へ出前講習依頼が多く、その対応に追われていらっしゃるそうです!

これは県の若手の職員さんたちがプロジェクトチームを結成して作られたものだそうで、その中には技術士(農業部門)さんもいらっしゃいます。

こうした、いわゆる“官側”にも、技術士を取得されたり取得に向けて励んでいらっしゃる方々が急速に増えている感触があります。このプロジェクトに参画された技術士(農業部門)さんいわく、若い職員の中では特に資格に対する意識は高いのだそうです。

これは有難いことです。
官側も資格に裏付けられた技術力に対する意識が高くなっているということでしょうし、資格を取得することが、どれだけ大変で、価値あることかを、実体験で認識していただけるからです。資格保有者の評価も以前より向上するに違いありません。

そして、これだけ官側の皆さんも研鑽していらっしゃるわけですから、私達民間も負けてはいられませんよね。

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