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論文の添削はおはやめに

  • 2007/07/28(土) 19:40:37

技術士の経験論文(業績論文)について誰かに添削指導を請う、というのはよくあることです。
いやむしろ、本気で勝ちたいなら必ず添削を受けるべきでしょう。
私は、応用理学部門受験用の論文については、ナンダカンダで4人の技術士さんと、1人の理学博士さんにアドバイスを受けました。
それも各組織に在職している“エース”の技術士さんに見てもらえたのが幸運でした。技術士さんにもいろいろいらっしゃいますからね、、、。
いくら技術士さんでも、やっぱ尊敬し信頼できる方と、そうでもない感じの人(けっこういます^^;)では、アドバイスを素直に聞けるか否かが違ってきますもんね。
あと、部下や家族などに読んでもらうのもいいらしいですね。あえて非専門家に読んでもらって、それでも理解可能かどうかをチェックするわけです。

さて、本題に入ります。

本年度より、経験論文が口頭試験段階での提出となりました。
これによって、経験論文作成を後回しにする人が増えてくると予想されます。
しかし、経験論文は今までどおり出来るだけ早い段階で完成させるほうが良いです。

筆記合格後に、あわてて作ってもいいものは出来ません。
筆記合格発表から口頭試験の間にやるべきことはたーくさんあります。
そのとき論文を周到に準備していた人には勝てません。
「ま、、、また来年いらっしゃいYo!」
って言われちゃいます、試験官さんに…。

それと、経験論文の添削指導を受けていない方は、それを一刻も早く行って欲しいのです。
添削指導を急ぐ理由は、
経験論文の完成度が上がるだけではなく、それ以上に得るものがあるからです。
すなわち「経験論文の添削」をダシにして、先輩技術士さんと触れ合うことが何よりの収穫になるからです。
先輩技術士さんとの対話を通じて必ず、有形無形の知恵や、技術者としてのあり方、生き方を学べるからです。
一流の技術士が、どのように考えているのかを知る。これが一番の収穫になるはずです。優れた技術士さんなら、添削を通じて、文字の誤りや“てにをは”を修正するとか、そういうセコイ助言だけじゃなくて、もっと技術者としての核心を突いたアドバイスで、その見識と視野の広さを必ずや感じさせてくれるにちがいありません。

それを、なるべく早く感じることが、最終合格への近道と考えます。

井戸の中で一人悩んでも、苦しいだけですから。

私のコンクリート診断士試験

  • 2007/07/24(火) 13:00:00

ブログのアクセス解析してて気付いたんですが、コンクリート診断士の試験が行われたようですね。「コンクリート診断士 解答例 正解」などの単語による検索が急増しておりました。
それにちなんで、自分の受験談を書いてみます。

私は、昨年にコンクリート診断士試験に一発合格したわけですが、当時を振り返ってみるとその当落を左右し勝負を決定付けた問題が、ある記述問題だったと考えています。

正確には記憶していませんが、その問題はおおよそ以下のような問題でした。

「近年、耐震偽装(強度偽装)問題が社会問題となっているが、このような事件が問題化する理由を3つ記述せよ。またそれぞれの対応策についてコンクリート診断士の立場から述べよ。」

これを上手に解答できたのが、私の最大の勝因でした。

というのも、この手の設問は必ずあると予想できていたのです。
おりしも「姉葉事件」の直後であり、この事件にからめて社会構造や技術者倫理のあり方を問う問題は必ず出るだろうと思っていました。

私は概して以下のように答えました。

1.構造物設計の強度偽装事件の頻発する理由
  ?技術者個人の技術力と知識不足
  ?技術者倫理の欠如
  ?入札システムの制度疲労

2.それぞれの対応策
  ?→CPDの取り組み
  ?→倫理教育、自己研鑽、ケーススタディ
  ?→品確法の理念に基づき技術力重視、総合評価方式

  ざっくり、上の内容を1200字くらいでまとめたような気がします。
重要なのは、これらを他人事ではなく自分の問題として記述することにあります。コンクリート診断を担うスペシャリストとして、です。

実は昨年は診断士受験とは別に技術士(建設部門-河川砂防及び海岸海洋)についても受験しておりまして、受験日が2週間しか違わないという超厳しい状況でした。
案の定、技術士のほうは不合格でしたが、そちらで勉強していたことがコンクリート診断士の試験にも活かすことができました。

技術士の受験勉強の蓄積があったからこそ、この問題を解答できたわけで、複数の受験勉強を併行させるのは辛い反面、大きなシナジー効果も期待できるってことですね。

僕を鼓舞する映画

  • 2007/07/23(月) 00:05:55

DVDを買いました。
映画鑑賞なぞ、ほとんどやらず、レンタルビデオすら借りない私が、レンタルではなく産まれて初めてDVDを買いました。

それほどまでに、手元に置きたい作品がありまして、それをこのたび入手したわけです。

これです↓ 「ラ・マンチャの男」




僕はこの映画を見ると、泣けて泣けてしかたがないのです。
特段悲しいストーリーでもないのですが、、、
どこか僕の琴線を直接揺すぶるところがありまして、、、。

僕はこの作品が大好きです。
そうです。
「今岡はこういう映画を観て、涙してしまうようなタイプの人間でである。」
僕について、そう思っていただけると、嬉しいです。

僕自身がこの作品の主人公であるドン・キホーテになりたいのかもしれません。

その証拠に、、、
このブログ「風に立つライオン」のトップ画像には、文字通りのライオンとは別に、それとは全く無関係にも思える「中世ゴシック様式の甲冑を身にまとった騎士」が描かれているのです。

実はこれこそ、このブログのもうひとつのテーマ「ラ・マンチャの男」ことドン・キホーテをシンボライズしたものに他なりません。

見果てぬ夢を追い、勝ち目のない相手に戦いを挑む
その信念と生き様の象徴として…。

人生における、なにか強大な敵に立ち向かわねばならない方や、
長い長い戦いの連続に、少し疲れた方、
そんな皆さんへおすすめしたい!
そんな作品です。

技術的体験論文提出要領

  • 2007/07/18(水) 13:22:11

技術士試験センターから、「技術的体験論文提出要領」というのが出されていますね。

これは技術士二次試験の筆記合格者が、口頭試験前に提出することになった業績論文の提出方法を定めたものです。
今年度から、試験制度が大改正となり筆記試験時に業績論文を求められなくなりました。業績論文は口頭試験前の提出となり、これまでと違って、ワープロ作成が可能となり、じっくりと作りこむことが可能になりました。

特筆事項としては、
業務経験2例を要求され、
そのうち1例概述、1例詳述。
文字数は図表を含めてA4判2枚,3000字とのことです。

・・・うーーーん、2例を3000字以内は、かなりコンパクトですね。
言葉を的確に選ばないとすぐオーバーしそうだなぁ・・・。

俺ってビビリ?@@;

  • 2007/07/17(火) 23:55:15

前スレッドで紹介した地すべりの観測装置ですが、今のところ警報は発動しておりません。台風一過で一安心というところです。
自分ばっかりが背負い込んでるような書き方をしてしまいましたが、実はこの観測システムを開発なさったエンジニアさんには、ホントお世話になりっぱなしです。

こちら⇒「シンク・フジイ」様HPです

さて、、、この警報付の観測装置について、ハラハラして夜も眠れないような書き方をしてしまいましたが、誤解を招くといけないのでここで補足しておきます。

「時と場所を選ばずに警報で呼び出されることの大変さ」について書いたため、装置にややネガティブなニュアンスを与えたかもしれません。

しかし本当のところ、私達は、それ以上に大きな安心を得ていることを申し添えておかねばなりません。

たしかに、ひとたび警報機を設置しますと、警報の鳴りそうなときは、なにかと落ち着かないのが正直な感想です。しかしそれを引き換えとしまして、現地にいなくても危険を事前に察知できるというメリットは、他の何者にも替えられません。

伸縮計を設置しようが、しまいが、地すべりは起こるべくして起こります。そして山が崩れそうな現場を担当している場合、観測装置があろうがなかろうが、崩壊発生の確率は等しいです。
ただひとつ違うのは、本当に危険な状態になったそのとき、事前にリスクの回避行動を取れるか取れないかの差だってことです。
この差が非常に大きくて、まさにそこが人の生き死にを左右するんです。

土砂崩れや地すべりで人命が失われないためにも、こうしたモニタリングシステムを今後どんどん普及させるべきだと思います。

余談になりますが、前記のシンク・フジイのエンジニアさんは私が担当しているような現場を同時に6現場くらい同時に保守,管理なさったりするそうです。
すごいっすね、、、。豪雨や台風時分は同時多発的に警報鳴ったりするんだろうな、、、。それに比べたら、たがが1現場くらいでオタオタしてちゃ、私はただのビビリじゃありませんか^^;

安心のために設置した装置にビビッてどうするよ、俺!><

出るか!?警報

  • 2007/07/15(日) 01:33:15

台風が日本列島を通過中ですね。
今晩は、会社の重要な飲み会がありましたが、酒を飲めませんでした。

人家裏の山腹斜面が地すべりしている現場がありまして、ここへ警報機付の伸縮計というのを設置しているんです。

地すべりの現地に伸縮計という山の移動を観測する装置を取り付け、地すべりが活発化すると、警戒避難をうながす電話が自動配信されるシステムです。
いまのところ地すべりは沈静化しているのですが、雨が続くと落ち着かないもんですね^^;
もし警報が発動しますと、私の携帯電話をはじめ、地元住民の方々へ警報が配信されますので、私は深夜だろうが休日だろうが現地へスッ飛んでいかねばなりません。
もし地すべりの動きが継続あるいは加速するようなら緊急の対策が必要ですし、誤報であれば、避難行動をとっている住民の皆さんへ適切に知らせて安心していただく必要があります。いずれにせよ人命にかかわる意志決定を迫られる心の準備をしておかなければなりません。

で、今夜がいよいよ第一の難関です。

問題は風です。

台風で強風になると、観測装置が誤報を出す恐れがあるからです。山が動いてなくても、風で飛ばされた木や倒木が装置に接触すると警報機が誤作動してしまうんです。
とはいえ、これを誤作動というのは、ちょっと酷かもしれません。
観測装置は地盤の動きを0.02mmとかの精度でモニターしている精密機械ですから、その敏感さが仇になるのはある程度しかたないわけです。
誤作動というより、“ノイズを拾ってしまう”というのが近いかな。

夜中に台風が通過するということで、今夜はどうにもこうにも酒を飲むわけにはいきませんでした。
・・・しかし、、、酒の席で、目上の人にすすめていただけるお酒を断り続けるのは、もうもう、非常に神経をすり減らしました。
って、私の場合、ほとんどが目上の人ですし、、、。
「俺の酒が飲めんのかー」的なノリの方に来られると、もう大変です。

「いや、それがですねたいへんもうしわけありませんがその、わたしはじつはほんじつはどうしてもおさけをちょうだいすることができません。なぜかといいますと、わたしのたんとうしているぎょうむは、じすべりたいさくなのですが、ほんじつのあめでうごきそうなあぶないしゃめんがありまして、そこにけいほうきつきのしんしゅくけいというそうちが、、、、(以下略)」

みたいな言い訳をグダグダするのが、いかに無粋なのかくらい知ってます。
酔っ払いにそれを言ってナンになる?と思いつつも7回くらいは説明したかな。「山なんぞ崩れるもんか!まあ飲め!」と、随分迫られましたがなんとか酒を飲まずに切り抜けることが出来ました。

かなり消耗しましたが、それも予測して宴会に臨んでいました。

「会社の取り締まり役、あるいはそれ以上の地位の人々を失望させるかもしれない。それによって私の株が下がるだろうけど、そんなことより地域住民の安心と安全を優先しよう。」


そう決めて、絶対に譲らない覚悟でした。

それは、技術士としては当然の責務「公益確保の最優先」です。
私は、それを技術士になる際にプロフェッション(公言)しているんです。
逆に、もしも私がまだ技術士じゃなかったら、、、
もしかしたら、飲んじゃってたかもしれません。
「技術士」としての使命感や誇りが、その人をよりいっそう倫理的にさせる、というケースですね。

幸い、それについて理解して下さっている方が、隣席におりまして、何度もかばってくださったのが非常に大きかったです。助かりましたm(_ _)m

さて、今のところ警報は発動していません。このまま台風が通過すればいいなぁ。僕の心配が杞憂で済めばそれが最高です。
「ほーらみろ、なんともなかったじゃないか?!」なんて、からかわれるかもしれませんが、それでも最悪のシナリオを想定し、何も無ければ、そっと胸をなでおろす、、、。それがプロフェッショナルエンジニアの生き様です。

ま、当分、、、この現場の伸縮計が撤去されるまでの間は、酒や旅行などは控えねばならないかもしれませんねぇ。

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