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ゆるい礫岩の切土

  • 2008/03/26(水) 11:15:02

先日撮影した礫岩(れきがん)の写真です。
地質調査

第三紀後期という、かなり時代の新しい礫岩と思われます。
完全に円磨された大小の礫(れき)〜玉石を主体としておりまして、玉石の大きさは数十センチから1m近いものまであります。
形成時代が新しいため、一つ一つの玉石が非常に硬い反面、それらの間を充填している“つなぎ”の部分の土砂がちゃんと固結しておらず脆いです。

それが、工事中に床掘りしてたら出ちゃったと、、、

私は法面屋さんじゃないので断定はできませんが、こういうのが切土法面計画箇所などに出現すると、工事する方は大変だろうなぁ、と思います。
同じ「軟岩」を切土をするといっても、マサ状の花崗岩を掘削するのに比べて、こいつはやっかいでしょう。
例えば、勾配S=1:1.0(45°)の切土法面を作れと言われても、
まず平滑な面に仕上げるが容易じゃない
50cm以上のまあるくてカッチカチの石が法面上にぼこぼこあるわけですから、、、
それを下手に撤去したらボッコリ大穴が空いちゃうし、かといって斜面上に残すと、ボコッと飛び出してる上にそれがいつか抜け落ちるかもしれない、、、しかたないから硬いけどなんとか小割りして斜面から突き出た部分だけを撤去する、、、って、それ、めんどくせええええ><、って感じでしょう。
手間もかかる上に、玉石1個づつに、都度々々高度な判断が要求されそうです。
実際、この写真にも良く見ると、飛び出した玉石部分をカチ割った涙ぐましい痕跡が沢山あったり。
この箇所は床掘り面ですからまだいいとしても、近隣の切土法面では苦労してらっしゃる気がします。
頭が下がります。
設計サイドから見るとこれも「軟岩地山掘削」で一括されちゃっていて、現場の苦労はわかりづらい。
けれど、こういう箇所については、施工単価も相応のものを見込んであげないと可哀相な気がします。
実際にはどうなのかなぁ?
百戦錬磨の土建屋さん方に言わせたら
「なぁに!この程度は、どうってことねえさ、まかしとけ!」
って仰るかもしれませんけどね。

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まるで技術士経験論文の問題のよう

かなり土石流的な堆積環境だったのでしょうか。
それにしても、技術士の問題にでそうな現場ですね。

社内で創作経験論文やろうとしていて、この間も試験問題のような
こんなニュースがありました。

広島の団地下トンネル 沈下不安にどう応える
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200803240196.html
中国新聞社説

どうも谷埋め盛土の中にルートがあるようです。

越智 秀二氏(高校の先生、地質学会会員)のコメント
http://kyodo-support.com/5gosen/problems/1-2.pdf

礫層関連

中国山地にこれまで山廻層や甲立礫層など、都野津層相当層とされていましたが、はさまれている火山灰のフィッショントラックで、古第三紀の礫岩であるとの結果が出てきたそうですね。
工学的にもまるで異なる評価をしてきたわけですよね。

技術者への冒涜

>下河さんへ
地下のことを不明、不可知として地質コンサルタントのジャッジを無視したのは、地質調査業界への冒涜です。(私も先日似たようなことがありましたが、、、。)
そもそも不明、不可知っていうなら、我々が調査する必要は、はじめから無いと言って良い訳です。ひどい話ですね。
それから、この礫岩は、完璧に円磨された礫しか含みませんし、かなり淘汰されてますから、土石流のような乱流でドサッと堆積したのではなくて、やはり流水の営力で運搬堆積したのではないかと思われます。河川の下流域か、扇状地での堆積かもしれませんね。

>石井くんへ
うほ、山廻層まで古第三紀なの?それは初耳でしたが、衝撃的ですね!えー、、、、それこそ斐伊川放水路付近の地質構造の解釈とかどうなるんだろね。すぐには頭の中で思い浮かばないな。山内さんとか、これについてなんて言ってるんだろね?今度聞いてみようかな。

ごめんなさい!

今岡君
訂正いたします。いま文献(地盤の架け橋最新号)確認しましたが、山廻層ではなくて山砂利層でした。
すいません、混乱させてしまって。

話は変わりますが、受験について、ご意見を伺いたく思うことがあります。
また後ほど、直メール(笑)させてください!

了解です。

OKです。周囲に言いふらす前でよかったwww。
なににせよ、貴重な情報ありがとうです。新しい知見ってワクワクしますよね。

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