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口頭試験(総監)04

  • 2006/11/28(火) 22:20:52

今日は、私が昨年実際に問われた下記の3つについてコメントします。



Q5:業務上において、社会環境への影響について気付く点はありますか?

Q6:あなたが所属している会社では、社内で倫理の取り組みがありますか?あれば、説明してください。

Q7:社内におけるあなたの人的資源活用の取り組みについてお聞かせください。





Q5:業務上において、社会環境への影響について気付く点はありますか?

・・・国土形成(社会資本整備)という仕事柄、環境影響への配慮は欠かせません。特に近年は、環境へ配慮する視点の有無を問われます。
総合技術監理的に言えば、例えば道路やダムを作ることによる“利便”と、環境の価値がトレードオフになりがちです。
安部総理大臣も「美しい国土の創造」と仰っていますね。
マスコミは「美しい国」という言葉が、あまりに観念的で理想主義的であると揶揄する風潮がありますが、少なくとも技術士たるもの、それに乗せられてはいけません。
技術士にとっての「美しい国」とはとても具体的なビジョンです。それは「美しい国づくり政策大綱 」をよりどころにしなければなりません。
これは政府が平成15年7月に閣議決定したものであり、これを知らなければ話になりませんので、試験に臨まれる方は御一読ください。
・・・まあ、そういったことも知っているかを試す質問でしょう。ただし、ここでは「業務上の・・・」と指定されており、一般論をグダグダ言ってもしかたないので、私は自分の経験に基づく具体例を述べることにしました。

【私の解答】

はい。具体的は話をいたしますと、地質調査や地滑り対策工事におきましてボーリングという工事があります。地盤を水を送りながらドリリングする訳ですが、ここで掘削泥水(くっさくでいすい)という濁った水が発生します。これが垂れ流されますと河川を汚濁したり水生生物に悪影響を及ぼします。また漁業被害や、住民からの苦情による事業全体のストップなどに波及する恐れもありますので、総合的なリスク管理の視点からも細心の注意を払うことにしています。
(総合技術監理らしく、意図的にリスク管理というキーワードをすべりこませました。)


Q6:あなたが所属している会社では、社内で倫理の取り組みがありますか?あれば、説明してください。

ちょうど、あの「姉葉の耐震偽装事件」の直後でした。倫理関連の質問は、必ずあると予想していました。ただ、個人ではなく会社のシステムとしての倫理体制を問う部分が総合技術監理的ですね。

【私の解答】
はい。あの「耐震偽装事件」以後、弊社におきましてもウチの社員達の倫理観は大丈夫なのか、という意識が高まりまして、、、
実は、先日、課長職以上の社員による緊急ミーティングが開かれました。「もしや我社も発注者からの指示でやむなく偽装することはないか?」「偽装でなくとも、ちょっとしたデータの拡大解釈や、恣意的なデータの棄却は?」など、かなり突っ込んだ内容でした。私は課長職以上の社員ではありませんでしたが、社内で最も技術者倫理について体系的に学んでいましたから、オブザーバーとして特別に参加を許されました。
そのミーティング後を基に、現在倫理体制の構築中でして、その作業に私も参画しております。


Q7:社内におけるあなたの人的資源活用の取り組みについてお聞かせください。

・・・これは、組織を構成する人々を、資材や資金と同じく資源のひとつとして考える経営学的視点の質問です。とはいえ、私はまだ管理職的身分ではありませんので、ちょっと答えづらいです。
でも「いえ、まだ私は人に使われてる身でして、、、」なんて答えたら×です。
社内の地位は管理職以下であろうとも、既に「経営側の視点」が備わっているゾってことをアピールせねばなりません。
「人的資源の活用」を人材育成と解釈して、本当のことを答えました。

【私の解答】
はい。人的資源を有効に活用するには、人材の育成が最重要と考えております。これには個人的なスキルアップの努力よりも、複数の仲間がお互いの知恵を活用しながらチームで行うのが更に効果的です。ですから弊社では同業の他社と共同で勉強会を実施しております。具体的には、この技術士試験を志すものが集まりましてチームで研鑽しているところです。
この勉強会は、試験合格者を出すことのみに留まらず、技術力、人間性、倫理観など、多面的な効果が得られております。私はそのチームのリーダーとして頑張っています。

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